PBeMサイト「TRY AGAIN」におけるPC(プレイヤーキャラクター)の作成ルールです。
内容はアーカイブです。現在は募集や運用は行っておりません。

名前

キャラクターのフルネームです。
カタカナ、ひらがな、漢字、英字、記号、何を使っても問題ありません。読みにくいものにはそのあとにカッコで読み方を記入します。
名前の形式に特に決まりはありません。ミドルネームがある人も、ファミリーネームを持たない人も、中にはいるかもしれません。

愛称

普段そのキャラクターが何と呼ばれているか、また何と呼ばれたいか。いわゆるニックネームです。シナリオの中では、他のキャラクターにその呼び方で呼ばれます。

種族

キャラクターが属する種族です。基本種族として、10の種族が存在します。種族によって能力値の修正や、取得しなければならない技能があります。その分優遇もあります。
種族の選択に制限はありませんが、リヒト・モナ・エルフ・ドラゴンの4種族は人との接触を好みません。シナリオの参加そのものに大きな制限がかかることになりますので、人の世界に関わる理由をご用意いただく必要があります。

人間(ヒューマン)

絶対神ミドルヴァースが自らの姿を模して作った、か弱き生物。特別な力を持たない代わりに、一番繁殖している。

  • 必須エレメント:なし
  • 能力値修正:なし
  • 必須特殊技能:なし

火人(フェイリア)

火の神ガルダスの従属人種。赤褐色の肌、耳は尖っていて、身体の一部分(個人差あり)に「炎の爪痕」と呼ばれる黒い模様が走っている。生まれつき火のエレメントを持ち、火のエレメントを持つ他の種族より遥かに火に対する耐性が強く、また強力に操れる。

  • 必須エレメント:火
  • 能力値修正:なし
  • 必須特殊技能:【フェイリア特性】火のエレメントを持つ他の種族のキャラより、火に対する耐性・火属性の魔法の威力がアップする

翼人(フィーザ)

風の神ファルスの従属人種。見た目は普通の人間と変わらないが、背中には出し入れ可能な翼を持ち、滑空の形で空を飛ぶことが出来る。男性も女性も、余分な肉付きのない体つきをしている。

  • 必須エレメント:なし
  • 能力値修正:なし
  • 必須特殊技能:【飛行】翼の出し入れが出来、空を飛ぶことが出来る

人魚(マーメイド)

水の女神フルーの従属人種。上半身は人間で、下半身は魚の姿をしている。が、下半身は乾燥すると普通の人間の足と同じになり、普通に歩くこともできる。地上では肺呼吸だが、首筋には鰓があり、水中でも呼吸が出来る。普通の人間の耳に当たるところに鰭がついている。(耳の穴はちゃんとあります)

  • 必須エレメント:なし
  • 能力値修正:なし
  • 必須特殊技能:【水中移動】水の中で呼吸し、水の中を自在に動くことが出来る

地人(ディセス)

大地の女神ディーシュの従属人種。茶褐色の肌と尖った耳を持つ。生まれつき地のエレメントを持ち、大地に触れているだけで傷を癒すことが出来る。

  • 必須エレメント:土
  • 能力値修正:なし
  • 必須特殊技能:【ディセス特性】大地に触れているだけで、傷を癒すことが出来る

陽光人(リヒト)

太陽神ルヒテスの従属人種。陽の光のもとでは、真っ白い肌をしていて、やや尖った耳、瞳は瞳孔と虹彩の区別がなく、色素も薄い。暗闇の中では肌は淡く金色に発光する。生まれつき浮遊能力を有しており、通常は浮いて移動をするため、肉体的にはあまり強靱ではない者が多い。

  • 必須エレメント:なし
  • 能力値修正:なし
  • 必須特殊技能:【浮遊】足を地につけずに移動する

月光人(モナ)

月の女神ムウラの従属人種。外見と浮遊能力はリヒトと同じだが、暗闇の中で肌は淡く銀色に発光する。リヒトとまとめて「光人(ひかりびと)」と呼ばれることもある。排他的で、他の種族を嫌う傾向があり、リヒトとモナ同士も仲が悪い。

  • 必須エレメント:なし
  • 能力値修正:なし
  • 必須特殊技能:【浮遊】足を地につけずに移動する

獣人(ワービースト)

動物が人間の姿に進化を遂げたもの。元の動物の姿に変身することもでき、人間態の時も耳やしっぽなどにその痕跡を残す。人間より身体能力が優れていて、知能が劣っていることが多い。

  • 必須エレメント:なし
  • 能力値修正:体力+2 知力-2
  • 必須特殊技能:【獣変身】もとの動物の姿に変身する

森人(エルフ)

人間より力は劣るが、1000年の寿命と卓越した知力、とろけるような美貌を持つ種族。それ故に人間から狩りの対象にされていた歴史があり、人間を嫌って人里離れたところに暮らしている。

  • 必須エレメント:なし
  • 能力値修正:知力+5 体力-5
  • 必須特殊技能:なし

竜族(ドラゴン)

成長すると山ほどの大きさになる種族だが、普段は人間の姿に変身していることが多い。その寿命と能力の高さ故に絶対数が少なく、人間を避け種族のみの社会を形成していることが多い。以下の7種類に分けられる。

  •  光を司る、「太陽」のゴールドドラゴン(は虫類型)
  •  幸運を司る、「月」のホワイトドラゴン(動物型)
  •  力を司る、「炎」のレッドドラゴン(は虫類型)
  •  癒しを司る、「水」のブルードラゴン(鳥類型)
  •  美を司る、「風」のグリーンドラゴン(は虫類型)
  •  知恵を司る、「土」のアースドラゴン(は虫類型)
  •  闇を司る、「暗黒」のブラックドラゴン(は虫類型)
  • 必須エレメント:なし
  • 能力値修正:全能力+6(変身時)
  • 必須特殊技能:【竜変身】本来の竜の姿に変身する

その他種族

基本10種以外の種族を選択することも可能です。オリジナルの種族として登録することも可能ですが、特殊種族の能力値は偏りがないようグランドマスターに相談いただく必要があります。

年齢・性別

キャラクターの年齢と性別です。

基本10種族はすべて男性と女性に分かれますが、オリジナルの種族の場合は無性、両性具有を選択することもできます。

人間、火人、翼人、人魚、地人、陽光人、月光人、獣人の従属人種の寿命はおよそ100歳です。
森人、竜族の上位種族の寿命はおよそ1000歳です。成長も寿命に比例して遅くなりますので、エルフの100歳は人間でいう10歳にあたります。精神的な成長はその限りではありません。

また、年齢に制限はありません。

職業

そのキャラクターが、「自分のことを初めて会った人にどういう風に説明するか」という内容です。
剣士、魔道士…など、自分のスキルのことを言う場合もあれば、単に冒険者、とか、学生、とか、神官、とか言う場合もあるでしょう。この内容に制限はありませんが、この内容によって優遇されることも特にありません。

外見特徴

キャラクターの見た目です。見た目は何歳くらいか。髪の色は。目の色は。顔の造作は。どんな髪型か。どのような服を着ているか。キャラクターの描写のもとになりますので、詳細に記述する必要があります。「誰もが見とれるほどの美形」「道行く人が振り返るほどの異形」など、具体性がなく他キャラクターの行動を制限しかねないものはNGです。

喋り方

キャラクターの口調です。人称代名詞のほかほか、キャラクターの自己紹介文をご提示いただきます。

  • 1人称:自分を指す代名詞。「私」「俺」「僕」など
  • 2人称:相手を指す代名詞。「あなた」「君」「お前」など
  • 3人称:第三者を指す代名詞。「彼・彼女」「あの人」「あいつ」など

自己紹介文は、キャラクターのセリフのサンプルとなりますので、キャラクターの性格や口調がはっきりわかるようにご提示いただきます。文字数に制限はありません。

エレメント

この世界の生命には、等しく「エレメント」が宿ります。生まれつき備わる属性のようなものです。
火のエレメントの生命は、火にやや強く、水にやや弱いという特性があります。
自分のエレメントの魔法を使う時には、他の属性よりも得意となりますし、魔法を受けた場合も同じエレメントであれば効果は弱まります。
エレメントの選択は必須です。種族によってはエレメントが固定されているものがあります。

エレメントの種類は、火、水、風、土、太陽、月の6種類です。火は水に弱く、水は風に弱く、風は土に弱く、土は火に弱いです。太陽と月は互いにうち消し合います。

基本能力値

キャラクターの基本的な身体能力を数値で表すものです。

  • 体力:力の強さ。これが高いほど、武器を使った攻撃の威力が上がります。
  • 敏捷:素早さ。これが高いほど、攻撃の順番が早くなります。
  • 器用:器用さ。これが高いほど、手先が器用で、芸術的な感性に優れます。
  • 知力:頭の良さ。これが高いほど知識が豊富で、魔法の威力も上がります。
  • 意志:心の強さ。これが高いほどしっかりしていて、人を統率することが出来ます。
  • 魅力:他の人を惹きつける力。これが高いほど人気があります。
  • 運勢:運の良さ。これが高いほど、運がいいです。

この7つの能力値に、40ポイントを振り分けます。ポイントは使い切る必要があります。
一般人の平均は3、冒険者の平均は5です。1の場合は虚弱で、10の場合は人並外れている、と解釈します。

初期設定での能力値の最低は1、最高は10です。これ以上・以下の数値に振り分けることはできませんが、シナリオに参加しレベルアップすることでこの数値以上に上げることは可能です。

種族によっては基本能力値に制限がありますが、40ポイントを振り分けた後に能力補正が入ります。
そのため、例えば獣人は知力に10ポイント振り分けても8ポイントにしかならず、逆に2ポイントだと知力が0になってしまうため、3ポイント以上は必ず振り分ける必要があります。

特殊能力値

キャラクターが使用できる技や、持っている特殊アイテムなどの値です。この特殊能力を使用して、シナリオを有利に進めていきます。
特殊能力の種類や内容に制限は一切ありませんが、いくつか注意事項があります。

  • 魔法剣やマジックアイテムなどを持っているときは、そのマジックアイテムにポイントを振り分けて下さい。この場合、そのアイテムがどれだけの威力があるか、ではなく、そのアイテムをどれだけ使いこなせるか、を表します。
  • 「武器全般」「魔法全般」のように、とても大まかなくくりで技能を取ることも可能です。ですが、より細かな指定をするほど、威力は上と言うことになります。例えば、「魔法全般」と「風魔法全般」と「風魔法:かまいたち」では、かまいたち、風魔法、魔法全般の順に強い、という判断が下されます。
  • 魔法で細かい設定をする場合は、その魔法がどの属性にあるかを書いてください。回復魔法などは、どの属性にも当てはまるものです。エレメントにそった属性の方がより「らしい」と言えますが、その限りではありません。
  • また、属性に属さない魔法も存在します。召喚魔法、精神系魔法など。その場合は、属性を設定する必要はありません。が、設定した魔法が属性に属するとこちらで判断した場合は、属性を設定していただくこともあります。
  • 種族によっては、必須特殊技能がある場合があります。必ず1ポイント以上を振り分けてください。

1キャラクターが所持できる特殊能力の上限は8種類です。初期登録の段階での、それぞれの特殊能力に振り分けられるポイントの上限は5ポイントです。
ポイントは使い切る必要はありません。また、5ポイントを使用して基本能力値を1上げることも可能です。

その他設定

それ以外のキャラクターの設定です。キャラクターの性格。出身。家族構成。どのような生い立ちで、どのような人生を歩んできたのか。友人や恋人はいるか。追っている人はいるか。逆に追われているか。旅の目的はあるか。他人に絶対明かしたくない秘密があるのか。その他、キャラクターに関する情報を記載します。キャラクターの深い描写に役立ちますので、情報は多い方が望ましいです。
また、名前や年齢、種族や性別を偽りたい場合はこの欄で申し出ます。TRY AGAINでは登録キャラクターのリストを作成しておりましたが、基本的に「偽って掲載してほしい」という要望がない限りはキャラクター申請の通りに掲載しておりました。他PCに知られたくないということと、PLに知られたくないということはイコールではありません。

サンプルキャラクター

ピュア

  • 名前:ピュア・マイルス
  • 愛称:ピュア
  • 種族:火人(フェイリア)
  • 性別:女
  • 年齢:13歳
  • 外見特徴:
    赤褐色の肌にベリーショートの金髪、瞳は紅色。年相応の可愛らしい顔立ちをしている。細くて華奢な体つきで、白いキャミソールとホットパンツ。アクセサリー類は着けておらず、革のサンダルを履いている。
  • 一人称:あたし
  • 二人称:キミ
  • 三人称:あのコ、あのヒト
  • エレメント:火
  • 自己紹介文:
    あたし、ピュア!フェイリアなんだよ。魔法もちょこっと使えるけど、それよりアクロバットが得意なんだ。よろしくね♪
  • 体力:4
  • 敏捷:9
  • 器用:8
  • 知力:6
  • 意思:4
  • 魅力:5
  • 運勢:4
  • 特殊能力値
    • フェイリア特性:2
    • 火魔法「ファイアーボール」:1
    • アクロバット:5
    • 武器「ダガー」:2
  • その他設定:
    幼い頃に両親を亡くし、姉と共に暮らしてきたが、姉に恋人ができ、結婚のために自分が邪魔だと感じたため、わざとケンカをふっかけて家出。以前から懇意にしていたサーカス団に入り、アクロバットの芸をして暮らしている。
    性格は明るく人なつこいが、少し恐がりで、オカルト系の話にはめっぽう弱い。

パフィ

  • 名前:パールフィニア・セラヴィ
  • 愛称:パフィ
  • 種族:白竜族(ホワイトドラゴン)
  • 性別:女
  • 年齢:203歳
  • 外見特徴:
    乳白色のクセのある髪を両側で束ねており、紅色の大きな瞳、耳は大きく、髪と同じ色のフサフサとした毛で覆われており、同様に大きなしっぽも生えている。人間でいうと20歳くらいだが、17歳くらいの可愛らしい少女に見える。星をあしらった青系の占い装束に、肘・膝の上まで覆う白い手袋とブーツ。額にはアメジストのサークレット。
  • 一人称:パフィ
  • 二人称:名前
  • 三人称:名前
  • エレメント:水
  • 自己紹介文:
    パフィはねー、占い師なのー。道を見失った人の、道を照らしてあげるのが、お仕事なのねー。どうぞよろしくなのー。
  • 体力:4
  • 敏捷:3
  • 器用:4
  • 知力:7
  • 意思:6
  • 魅力:6
  • 運勢:10
  • 特殊能力値
    • 竜変身:1
    • 水魔法全般:2
    • 武器「タロットカード」:2
    • 占い:5
  • その他設定:
    世界を回って占いで生計を立てている白竜族の少女。性格は穏やか、というか少し間延びしていて、ぽーっとしているような印象を受ける。だがその口調と外見とは裏腹に、とても思慮深く、優しく、意志の強い女性。
    一族に伝わる秘宝「クリムゾンアイズ」の継承者。秘宝を狙うレッドドラゴンの一派により家族を皆殺しにされたため、レッドドラゴンを激しく嫌っている。家族も、帰るべき村もなく、残された秘宝を守りながら一人で旅をしていたが、人間の少年と恋に落ち、一緒に旅をするようになる。だが寿命が違いすぎるため、少年はすぐに老いて亡くなってしまう。その最後の瞬間まで共に生きていたが、今は彼の思い出を胸に、また一人で旅を続けている。
    タロットカードを使っての占いは、ほとんど予知に近い程良く当たる。が、本人が必要だと思ったときにしか決して占いはせず、特に自分の運命は絶対に占わない。行くべき道に迷ったときにその道を照らすのが自分の役目で、照らされた道を行くか行かないかは本人が決めること、占いはそれに振り回されるためにあるのではないし、本来人は自分の進むべき道をきちんと知っているのだ、というのが彼女の信条。
    秘宝「クリムゾンアイズ」とは、実は白竜族の力を飛躍的に高める能力で、セラヴィ一族の長子に代々受け継がれてきたもの。赤竜に襲われた際に、当時の継承者がただ一人生き残ったパフィにその力を与え、その為彼女の瞳は血のように紅い色をしている。だから実は、赤竜族にとっては何の価値もないものなのだが、その力を狙う別の白竜族によって間違った情報を吹き込まれ、襲ったというのが真相である。パフィはその事を知らない。黒幕であるその白竜族は、世界中で様々な悪事に手を染めながら、今もその力を狙っている。(長いよ…)