魔道(マジック)

魔術師ギルドが定義してる「魔道」は、地水火風陽月のエレメントに属する、いわゆる属性魔法。攻撃系を黒魔法、回復系を白魔法っていう風には区別せず、水魔法、火魔法っていう風に属性で区別するのが一般的。魔道には特にその人のエレメントが強く影響する。水は火を消し、風は水を散らし、土は風の流れを変え、火は土を焼く。陽と月は互いに打ち消しあう。

召喚術(コーリング)

空間に干渉する魔法。「ここではないどこか」にあるものを、「ここ」に呼び寄せる術。呼び出す「もの」が精霊でも幻獣でもだの動物でも、呼び寄せる行為を指して召喚、と言う。使役できないものは喚ばないので、喚び出して使役するまでを召喚術、と言うのが一般的。
現世界以外の世界から召喚したものは、この世界で安定して存在し続けるのが難しいため、役目を果たしたら元の世界に戻すのが通例。

瞬間移動術(トランスポート)

空間に干渉する魔法。召喚術と逆の働きをする魔法で、「ここではないどこか」に瞬時に移動する術。高位の術者は異世界へ渡る事も出来る。魔族が現生界へ行くには、この高位の移動術を習得する必要がある。

幻術(イリュージョン)

精神に干渉する魔法。相手の神経系に直接作用し、本来無いものを見せたり聞かせたりする。高位の術者は痛覚に作用してショック死させたりすることも出来る。

精神干渉術(マインドインタフィア)

精神に干渉する魔法。意思力の低い者が下手に使うと、逆に相手の心に自分が支配されてしまうことも多い。以下のようなものがある。

  • 読心術(リードマインド)
    相手の心を読む術。表層意識から深層心理まで、術者のレベルによって読み取れる範囲は異なる。
  • 精神支配(マインドコントロール)
    相手に任意の情報や感情を送り込む術。気分を昂揚させたり落ち込ませたり、軽いものではテレパシーの送信もこの部類に入る。成功するかどうかは術者の力と相手の意思力による。
  • 精神治療(サイコヒーリング)
    精神的ダメージを回復させる術。精神の力で傷をいやすのではなく、心の傷そのものをケアする。

念動術(テレキネシス)

精神力を物理力に干渉させる魔法。ポピュラーなものは光人の浮遊能力。高位の術者は自分以外のものや、質量が大きなものを自在に動かすことが出来る。

変形術(トランスフォーム)

あるものの形をまったく別のものに変えてしまう能力。ポピュラーなものは獣人の獣化(ビーストチェンジ)、竜族の人間化(ヒューマンチェンジ)。周りの人たちに自分の姿を「違うものだと認識させる」なら幻術だが、変形術は完全に物質を組みかえることを指す。高位の術者は自分の姿を思うままに変化させることが出来る。さらに高位の術者は、自分以外のものまで変化させることが出来る。