トラアゲではないPBeMサイトでのシナリオでした。
初めてのGMということで、とりあえずどうしていいかわからず(笑)とりあえず昔考えた話のリライトでいこう、と考えました。

元は、4エレメンツの元バージョン「聖竜白書」のメイのお話でした。こっちもリメイクしたい…そのうち(笑)山の中に迷い込み、カレンに出会い、案内して貰った先に何だか怪しい奴がいて、そのうち事件が起こってよそ者の自分が犯人だと疑われ、真犯人探しに乗り出す、というストーリーもまんまです。カレンが魔物に身体をのっとられて動いてた犯人なのもまんまです。

とりあえずは、みんなに迷い込んでもらうところから始めよう、と。怪しい奴をNPCで用意しようかどうか迷っている時に、PCの中にいかにも怪しいキャラクターを発見。打診をして、「あえてみんなに疑われる役割をやってもらえないか」と持ちかけ、快諾(笑)スケープゴート・クラウンさんの誕生です。当時、そのサイトではレベルアップ制を取っておらず、このシナリオに誰と誰が参加していますという表記もなかったため、「PCだからこの人は犯人じゃないだろう」という先入観も持たせずに済みました。まあ、あまりに怪しすぎて犯人ではないだろう、という方向で皆さん固まっていましたが(笑)

カレンというのは、「聖竜白書」自体よりさらに以前に書いていた話のヒロインで、食人鬼の女の子でした。だからそんなに変化したわけでもなく(笑)元バージョンでは、被害者の名前まではっきりと決めていたわけではなかったんですが、調査メインのシナリオでそういうわけにも行かず(笑)殺された人、殺される予定の人に適当に名前を与えました。真っ先に殺されたアセイくんは、食人鬼カレンちゃんの恋人の名前でした(笑)こうして昔書いていた話からどんどん名前が流用されていきます(笑)この名前の元ネタまで言及していったら意味も無く容量が増えるので割愛しますが、ソウとヘキというのはカレンとアセイの子供の名前でした、というのだけ(笑)

んー、今書くとしたら、もうちょっと必要のないものは省くんですけどねえ。名前ばかりが出てきてPLさんを混乱させ気味だったかもしれません。自分はそのキャラのことを判っていても、PLにとっては「初めて見るキャラ」なわけですし。
あと、やっぱりGMとして「どこまで用意するか」というのがこのときはうまく測れていなかったと思います。結末もそれに至るまでの過程も推理も、PLが「そうしようとした」ことよりGMが作った流れの方が多かったと。カレンをずばり犯人だよと言ってきた方もそれほどいなかった記憶はあるのですが。犯人当てと言うよりは、正体不明の魔物退治の色が強かったのと、あたしが「PCが頑張って事件を解決させること」より「意外な展開に読者を驚かせること」を優先させてしまった結果だと思います。これは反省ポイントかなー。一応ゲームだしこれ。自分で解決した方が達成感ありますよね。
ただまあ、PLさんもほとんど初心者さんだったので(笑)突っ込んでここをこういう風に調査する、というアクションでなかったのは確かだったと思います。起きた事件に対するリアクションと、こういう活躍をしたい!が主だったと。事件が起こった→PCからのリアクション→また新しい事実、という繰り返しだったと思います。この流れが多分黒百合辺りまで続く(笑)瑪瑙くんがカレンにちょっかい出してカレンが微妙に惚れる、というのはアクションがあって出来たことかな?瑪瑙くんはどこでもそれをやるタラシキャラですが(笑)

そして、今読み返すと直視出来ねー(笑)クルムさんがやんちゃです、口調全部書き直したい(笑)あと、カレンが4人に殺意を持ったに至る動機を…もうちょっと…ソフトなのにすればよかったな…とは、割と書いた直後から思ってました(笑)エロ同人誌みたいだよ(笑)
あと、サブタイトルをメインタイトルのもじりにして次々と変えていく、というのを何度かやっていますが(ミニプリとかイノシンとか)これは栗本薫さんの影響をばっちり受けてます。このシナリオでは「○○なき△△~○○less△△」という書き方をしていましたが、これはあたしが勝手に作った英語ですので、信じないで下さい(笑)