リーとミシェルの関係についての設定は、「賢者のわすれもの」のあたりからずっと考えていたものでした。
NOVEL>TRY AGAIN にある「His Diary」を書いたのもその頃です。
ティフが亡くなって、悲しみのあまりに引きこもってしまったミシェルは、自分の分身となるゴーレムを作り、そのゴーレムにリーを育てさせた。リーの働きかけでミシェルは無事引きこもりを卒業して、そこから、の話ですね。リーは生みの親であるミシェルよりも、コピーのゴーレムの方をより親と認識するようになった。ミシェルとは表面上は仲良くしているものの、本当の親と言えるほどの気の置けない仲かというとそうではない。実の親と乳母の違い、みたいなそんな感じで考えていました。
で、今回その設定を使い、『正反対の主張を提示し、PCに結末を委ねる』というシナリオをやってみようかな、と思ったのです。

トラアゲでも過去に他のGMさんがやってたんですよね。覚えてる限りでは東野乱さんの「ニライカナイ」、ヨネさんの「アンフィールドの魔術師」。
「ニライカナイ」は、本当はとうの昔に死んでいたはずの少年の、死にたくないという思いだけが分離し、体に憑依してゾンビになってしまった。切り離された残りも成仏出来ずに留まっている。この少年『ターガナ』の処遇をどうするか、という話でした。はしょりすぎて違うかも。
「アンフィールドの魔術師」は、魔道の実験体にされて一度は死んだ少年『ユリル』が、中途半端な反魂の術で蘇らされて戻ってきた。反魂の術をかけなおせばきちんと蘇るかもしれないが、村の墓守である彼の姉は、彼をあるべき世界に帰す=死なせるべきだと主張している、という話です。はしょり(以下略)

あたしのPC『ミルカ』はこのうち「ニライカナイ」の方に参加していて、一貫して「彼は本来あるべき姿に返すべき」、つまり死ぬべきだという主張をしていました。このときは確か、死ぬべきと生かすべきの主張が半々に別れたんだったかな。最終的にはPCが分裂して争い合う形になりましたが、くだんのゾンビの少年は切り離した自分と一緒に成仏するという結末になりました。まあつまりは、ミルカの主張通りの結末になりました。

一方「アンフィールド」はPC満場一致で「生かすべき」という主張であったと記憶しています。そしてその通り、少年は反魂の術が成功し、生きた体を手に入れて旅立っていきます。
これがアップされた当時、確かヨネさんに感想フォームから感想を送ったのですが、今探してみても控えが見つからないのでうろ覚えです(笑)確か、「エレ(姉)の主張も聞いてみたかった、何故死ぬべきだと思ったのか、そうしないことでどんなデメリットがあるのか、それを聞けなかったのが心残りだ」というような内容だったと思います。
なぜならば、もしミルカがアンフィールドに参加していたら、ニライカナイと全く同じ主張をしただろうな、と考えるからです。主張しまくってしまくって、掲示板で大暴れをしかねないほど主張しただろうなと(笑)

ニライカナイとアンフィールドで決定的に違うのは、ターガナと違ってユリルには『彼が生きることで実害を被る存在がいない』こと。ターガナが死なないことで、ターガナが切り離したもう1人の『自分』はいつまで経っても成仏できない。それに加え、ターガナをゾンビ化させた魔族がそれを足がかりにどんな悪事を働くかわからないという危険性もありました。そういう意味でも、ターガナは『この世にいてはいけない』存在だったんです。
しかしユリルはそうではありません。魔道の実験をしていたのは魔族ではなく、純粋に探究心として実験をしているだけの存在なので邪悪な意思もない。死んだことも蘇ったことも彼の意思によるものではない、彼はただ実験体として自分の命を弄ばれただけの可哀想な存在です。じゃあユリルが生きたいと思うことに何の悪いことがあるのか?という話になってくる。
ようは両方とも、ターガナが死ぬように、ユリルが生きるように、その方向に話が流れるようなGMの作為があった、と思うのです。だからこそ、ユリル姉の主張が聞きたかった。あたしの記憶が正しければ、姉が「なぜ」ユリルを死ぬべきだと思うのかは語られなかったし、ユリルを可哀想と思うPCばかりだったのであえてそこを突っ込むPCもいませんでしたし。

でも、それがわかっていてなお、ミルカが参加していたら絶対訊いていたと思うんです、お姉さんに。墓守としての責務かもしれないし、弟のためを思う理由が何かあったのかもしれない。気づいていないだけで、弟がこのまま生き続けることで何か強烈なデメリットがあるのかもしれない。お姉さんの立場での反対意見を聞かないで、ただユリルが可哀想だから生かそうっていうのは違うでしょう、と思うし、そう主張すると思うんですよね。彼女はお約束を愛する超保守的思考の持ち主なので(笑)本来死んでいたはずのものを捻じ曲げることをとても嫌います。可哀想だとは思うけど、反魂が禁じられていることにも、お姉さんがあるべきところへ還そうとすることにも必ず意味があって、大昔から人はその意味に沿って生きてきたのだから、それを捻じ曲げるとどこにどんな反動が来るかわからない、反動は自分だけじゃなく、親しい周りの人に来るかもしれない、という風に主張すると思います。

この二つのお話に共通する「正反対の主張」というのは要するに、「理を捻じ曲げてでも生きたい、生かしたいと思う情」と「世の理に背くべきではないという理性」なんですが。
「ニライカナイ」「アンフィールド」双方共に、話のテーマは前者だったとあたしは思うのです。ニライカナイの結末は後者に傾くものでしたが、後者に傾くことで前者の悲劇性を描くものだった、と感じます。後者を絶対的に正しいと信じての選択ではなく、前者に気持ちは傾いているけれど、後者を選ばざるを得ない、という悲しい選択を描いた。アンフィールドは言わずもがなです。誰だって生きているのに、まだ生きられるのに、死ねと言われたら、辛いし悲しいし死にたくないし死なせたくないと思うんですよね。ファンタジーの流れとしては「奇跡が起きて蘇りました!」というのが王道だしみんなが望む結末だと思うのです。

しかし、だからこそ。
後者にテーマを置く話があってもいいのではないか、と思いました。
つまり、死なせたくないと思う存在を、死なせることが正しいのだという方向に流れるように作為する話、ということですね。
リーとミシェルは、世界の維持を担う存在、天使です。女神転生的に言うとロウ。ミシェルはエクストラロウでリーはニュートラル寄りのロウ(笑)あるべきものを捻じ曲げることを許さない価値観の中で生きているのですから、結論としてはどうしてもそうなります。ですから、話の流れがそうなるのはある意味必然。
そういう前提で、その上でPCにいろいろ考えてもらって、PCが出した結論に添う形でのエンディングを描写しようと。
ですから、エンディングに関しては全く真っ白の状態でシナリオを始めました。

でもこれ正直、まとまるのかなあってずっと思ってましたよ、それこそ3話のアクションもらうまで(笑)
「正反対の主張」を提示して悩んでもらうというのは、その主張それぞれに深く納得できる要素がなければ面白くありません。
要するに、どちらかが一方的に正しい状況を作っては意味がない、悩んでもらうことが出来ないんですよね。この辺、「お姉さんの主張も聞きたかった」という想いが強く反映されております(笑)そう思って、どちらも真に迫るように描きました。
どっちの気持ちもわかるし、でもどちらかの主張をのんでしまえばもう片方が必ず傷つくことになる。両方の主張を100%のむということが物理的に出来ないんですね。どちらかに折れてもらうか、どちらも納得の行く新たな状況を提示するしかない。そしてそれがまた難しい、と(笑)
自分で状況を作っておきながら、これは解決するんだろうか本当に、と思ってましたぶっちゃけ(笑)
まあ、全面的にミシェルが折れるのはありえないので、リーが諦めるか、ゴーレム作り変えるとか、そうしながらお互いにちょっと折れて小さな傷を背負ったまま感傷的に終わるエンディングになるのかな、と思ってました。漠然と。

結論としては、その予想をかなり良い意味で裏切る結果となりました。だからPBeMって面白い。

功労者はあとがきでも触れましたが、ミケさんです。かなり、相当悩んでくださったようでした(笑)
注釈を入れますと、ミケさんの意向=PLさんの意向ではありません。まあこれは当然そうですが。PLさんご自身は、ミケさんの主張の他に、いろいろと案を考えていました。ミリーに直してもらうとか(笑)ミリーは直せませんけど(笑)その中には、リーに親離れしてもらうというものも含まれていました。
いろいろ考えてくださった上で、PLさんが、ミケさんというPCを一番生かす選択として、「ミシェルに全面譲歩を迫る」というアクションを提出した、ということです。

実はこのアクションを受け取ったとき、悩んだんですよね。
ミケさんのアクションは、「相談」ではなく「アクション」でした。相談ではないものに返事を返すのもおかしいけれども、最初の時点でミケさんはミシェルのことを「自分が辛いからゴーレムを直さないのだ」と勘違いしていらっしゃるのは明白で、それに対して糾弾をする勢いでアクションが書かれていた。
それに対してのミシェルの返事はリアクションの通り。そしてこの一言は、ミシェルが「自分が辛いからという理由ではなく、確固たる意思と譲れない信念をもってゴーレムを処分すると決めた」のだということを初めて提示し、今までの流れをひっくり返す巨大な一発です。
それを提示するかどうか、それもミケPLさんにだけ提示するのか、これをかなり悩みました。3日くらい(笑)
ただ、この返事を返さないままリアクションを書くのは、ミケさんにとってフェアじゃないと思ったんですよね。もうこれは明らかに「そんな後出しずるい」ですから(笑)だから、返事は返すべきと思った。けれど、それを他の人たちにも提示するかどうかを、次に悩みました。
ミシェルのこの一言は、先ほども言いましたが話の流れを覆す巨大な一発です。この一言を知っているかどうかで、他の方たちの考え方も変わったかもわからない。ミケさん1人だけがこれを知っているというのはフェアではない。
ただ、このアクションが来たのが締め切りの5日前(笑)で、3日間悩んだので実質あと2日(笑)この時点でアクションは3つ届いてる(笑)他のPLさんも「今更そんなこと言われても」というのが正直なところでしょう(笑)
それに、他のお3方のアクションは、ミシェルを糾弾するものではなく、ミシェルにも無理をさせずにゴーレムの維持を提案する方法、に終始していたので、ミシェルの考え方の根底に抵触するものではなく、ミシェルの言葉を聞いたとしてもアクションの内容自体に大きな変化がある類のものではなかった、ということもありました。
何より、ミシェルのセリフに繋げるためには、ミケさんのアクションを一緒に提示しなければならない。それはさすがにためらわれましたし、それに、ミシェルのこの言葉は、ミケさんのアクションがなければおそらく決して口にはされなかったものだと思います。最初の時点では言うつもりはなかったし。
ということで、ミシェルの本音を引き出した人物、としての特別扱いはこの場合許されるのかなと思いました。

ただ、ミケPLさんは「これ掲示板でやればよかったな」とはおっしゃってました(笑)あの言葉を他のPLさんが知ってたら、考えが変わることもあっただろうな、と。もっと最初の方にこれやってれば結果は違ったかもしれないですね、とあたしも答えておきました(笑)質問、でなくて、説得をしてくれたらよかったんですよね、掲示板なり、相談フォームなり。それをみんなで共有できていたら、もしかしたら結果は違ったかもしれません。説得も出来るよって書いたのにー(笑)

そして結果として、無謀な子供のワガママに思えるミケさんのアクションが、単なるゴーレムの維持と処分の方法に留まらない「最上の結末」をもたらしてくれることになりました。
ミシェルはミシェルで、リーの成長を促すためにあえて自分の心積もりを言わなかったこと、リーはリーで、傷ついている母親のために我侭を封印していたこと、が結局、2人の距離を空けることになっていたんですよね。どなたかのアクションに、2人の関係はコピーがいることで成り立っていた、とありましたが、あたしは逆だと思います。コピーがいるからこそ、この親子は親子になれていなかった。リーはコピーが母親だからミシェルを母だと思えない、ミシェルもまたコピーに任せているのだからと母親面が出来ない。互いに愛して尊敬しているのに、互いに相手を思うゆえに意思の疎通が出来ていなかった。
そこに、ミケさんが強烈な一撃を入れることによって、2人の関係が動いた。今すぐに親子になることは無理だけど、そのうちきっと親子と思えるようになるよね、と予感させる結末になりました。
これがなければ、たとえ同じようにコピーを人形に移植したところで、リーは外見が変わってしまった「母親」に心残りがあったのではないかと思います。自分がミシェルにきちんと「愛されている」ことを理解したということが大きいんだと。

結局な、この問題の根本は、ゴーレムがいるとかいないとかいう話じゃなかったんですよね。
リーが「無条件で愛してくれている」と感じられる存在が、コピーしかいないということが問題だったと。そのたったひとつのものがなくなったら自分の存在価値が揺らぐ、だからこそリーはあそこまで必死になったんです。
彼女もラストのミケさんとの会話で言ってますが、まったくもって、全然、すごい勢いでそんなことないんですけどね(笑)
だから、コピーを処分するということが避けられないのなら、それ以外の方法で彼女の心理的ストレスを開放するしかない。
コピーという存在が物理的に無くなっても、彼女の中のコピーという存在が消えるわけではないということを判らせるか。あるいは、そもそも彼女自身が「とても愛されている存在なのだ」ということを判らせるか。どちらにしろ、リーの方の意識改革が必要だった。
ミシェルが同様の窮地に陥ったときに、彼女を救ったのは紛れもないリーの一言でした。だから今度は、ミシェルが同じことしてやればいいわけですが、そっちはそっちでミシェルも厄介な性格をしているので(笑)
だから正直、そこまで掘り下げて解決するのは無理かなと思ってたんですよね。あたしも当初からそこまで考えていたわけではなかったし。ミケPLさんとの相談のやり取りの中で深まっていったというか。
だから繰り返して言いますが、あんなにも晴れやかなラストを迎えることが出来たのは、ミケさんの力が大きいんですよ(笑)だから、リーはとても感謝していると思います。

ミケさんの提案は丸々却下されましたが、彼はそれ以上のものをあの親子にくれました。何度もチャットで相談したり、直接会ったときに長いことお話したりしましたが(笑)提案が丸々却下されることがわかっていて、それでもそれを貫く姿勢は素晴らしいと思います。子供の我侭を言いました、いくらでも言い返してボコボコにしてくださいとかなりへこんでいらっしゃいました(笑)「そんなことないですよー」というあたしの言葉はかなり本気だったんですが(あの時点でこのエンディング見えてましたし)お世辞だと思われるほどに(笑)いや、ホントに、そんなことなかったんですよ、ねえ(笑)
ただまあ、PLさんがそういう結末を意図してやったことじゃないので、悔しい気持ちは分かります、はい(笑)あれですよね、悔し紛れに殴ってみたら急所に入ってノックアウト、えっ俺何かした?という状態(笑)

GMの意向に真っ向から逆らうアクションというのは、必ずしも良い結果を生み出すものばかりではないわけですが(どれとは言いませんが(笑))。
このシナリオがこの結末を迎えたのはきっと、ミケPLさんが「自分のPCを目立たせたい!」という想いからではなく、ミケさんの立場に立って、リーの気持ちに寄り添い、彼女のことを真剣に考えてくださったからこその結果だったのかなあと思います。
たまに思いきってこういうことをしてみると、思いもよらない最上のエンディングが待っているんだなあ、と、しみじみと思わせてくれるシナリオでした。
すごかった。やってよかったです。

ちなみに。
ミルカが参加していたら、どういう主張をするのか、というのも、同時に考えていました。

ずばり、お葬式をすることを提案します

まさしく先ほど言った、「コピーという存在が物理的に無くなっても、彼女の中のコピーという存在が消えるわけではないということを判らせる」という方法を取ると思う。
ミシェルがリーに対する愛情でもってゴーレムの処分について口を閉ざしている、という部分はわからないと思いますが、大事なのはゴーレムの存在の有無ではなくリーの心の整理だと主張します。
その考えから、「じゃあミシェルはどうやって引きこもりから立ち直ったの?」という質問をリーにすると思います。ミシェルがティフを失くすのもリーがゴーレムを失くすのも同じものだと考えます。じゃあミシェルはどうやって立ち直ったの?それと同じことがあなたにもできないの?という方向性で話を進めると思う。「His Diary」のエピソードが聞けたなら、リーがミシェルにかけたのと全く同じ言葉を、彼女に対してかけると思います。同じことでしょう?ミシェルもあなたと同じ傷を受けて、そしてそこから立ち上がってきた、じゃあどうして立ち上がってこれたんだと思う?と。そこから、ミシェルにとってリーが支えとなっていることが言えたらいいのかなあ。
コピーの中にある記憶をミシェルが見て、ミシェルがコピーの代わりをする、っていうのは違うと思うんですよ。コピーがミシェルになれないように、ミシェルもまたコピーにはなれない。リーは別の存在だと認識しているし、それ以上にそれはコピーを「もの」として扱うことです。誰かの代わりになる誰かなどいない。ミシェルはミシェルとして、リーと関係を構築すべきで、コピーはコピーにしか持てないものを持ったまま、終わりを迎えるべきだと思います。
結局ね、じゃあリーが外に出さないように見張ってればいいんじゃない?という話になるんですよ。それで、ゴーレムの不具合がひどくなって、いよいよもうダメだってなったらミシェルに申告して処分をお願いすればいいと。でもそうしないのは何故か。
リーには、母ばかりにかかりきりになれない、心から信頼する旅の仲間と、愛する恋人がいるからです。コピーを失うのと同等に、彼らとの生活を失うこともできない。
要は、リーはとっくに親離れができてる、っていうことなんです。あなたにはもう十分に愛し、そして愛される尊い存在がいる。
あなたを存分に愛してくれたコピーは、もう命を繋げることはできない。それはすべての人に等しく降りかかるさだめで、それはねじ曲げるべきではないとわたしは思う。あとは、遺されたわたしたちがどう心の決着をつけるか。だから、あなたに愛を注いてくれたコピーに感謝をして、その存在を胸に刻み込んで、そして天に還す儀式をすればいい。お葬式は亡くなった人のためではなく、遺された人たちのためのセレモニーだとわたしは思う。亡くなった人を偲んで、思い出を整理して、悲しみを共有して、涙をすべて流しきって、今いる愛する人たちと手を取り合って、明日を生きていく誓いをするための儀式。
今コピーに、リーに必要なのは、コピーを治すことじゃない、自分の心にけじめをつけることだ、という主張をすると思いますね。

ただこれだと、ミシェルの方に全く言及しないんで、今回のようなハッピーエンドにはならないと思います(笑)お葬式をやったとして、ミシェルは口を閉ざしたままなので、長い時間をかけてこの親子が関係を構築して、いずれは心通ずることができるかもしれませんが、その片鱗は見えないまま終わってると思います。

だからやっぱり、今回のこの結末が最高のハッピーエンドだと思うんですよね(笑)
大事なことだから2回言います。すごかった。やってよかったです。