魔法学校を舞台にしたシナリオは、ずいぶん前からやりたいなと思っていたんですよね。
というのも、魔法学校を舞台にしたメール交換型のPBeMを、以前やっていたことがあるんです。トラアゲの姉妹サイトというか、派生サイトというか。
サイトタイトルもずばり「フェアルーフ王立魔道士養成学校」。男女合わせて18名の攻略対象がおり、PCは性別・年齢制限なく登録可、攻略対象も好きに選ぶことができて、ノーマル・ボーイズ・ガールズ不問。あたし自身は雑食で何でもいけます(笑)
2年くらいやってた気がするんですが、参加者が少なくなったので閉鎖。しかし設定自体はずっと生き続けておりました。自分の中で(笑)
たまーにミルカがシナリオに参加する時にかすって出したりとかはしてたんですよね。一度、ハデに出してもらったことがあったんですよ、ティオとライとカイとパスティとかだったと思います。まあそのシナリオはなかったことになったんですけど(笑)
で、まあ、せっかくあるんだから何かやりたいな、というのはずっと思ってて。

で、魔法学校サイトの設定にも「ミリーは無茶な企画を面白がってちょくちょくやる」みたいな感じであって、まあやるならそういう「無茶な企画」を題材にするのがいいかなと思ってました。競い合う要素があり、魔法が絡んでいて、豊富な魔法学校NPCを出せるイベント。せっかく作った魔法学校の設定なのだから、サイトと同じく恋愛要素のあるものがいい。でも恋愛をしないとダメ、だと敷居が高い。恋愛をしてもいいし、友達として仲良くなってもいい、そういう感じのものが良いだろう、と考えました。
最初は、オリエンテーリングにしようと思ったんですよ。というか、オリエンテーリングに近いですよね、このイベント(笑)ウォークラリーというのは、行く道筋があらかじめ決まっていて、途中にあるチェックポイントをクリアしていくというもの。オリエンテーリングは広いエリアの中にチェックポイントがいくつかあり、チェックポイントの点数や見つけにくさなどを考慮して自分でどこに行くかを選んで決めるというもの。オリエンテーリングの要素に、チェックポイントの問題をクリアする、というウォークラリーの要素を混ぜました。タイトルをウォークラリーにしたのは、単純に語呂の問題です(笑)
バトル可のルールにしたのは、そうしないと冒険者さんを雇う理由が無くなるからです(笑)これは最初から、戦ってくれてもいいしそうでなくてもいいかな、と思ってました。PCの中にも好戦的な人と平和主義な人がいるだろうし、それはNPCも同様。しかもNPCは依頼人であるわけで、友人・恋人としての仲を構築していくのに、同じポリシーの人でも逆のポリシーの人でも面白くなるだろうなと踏んで。

で、やりたいことの大枠を大体決めながら、NPCとなるキャラを決めていきました。
男性5名、女性5名、プラス難攻不落でミリーがいいかな、と。で、一人は先生を入れたい、と思っていました。
メール交換サイトの方でNPCとしていたのは、生徒・研究院生が男女各6名、教員が男女各2名、難攻不落でミリーとミルカ(笑)でした。
生徒の女の子は、体育会系のカイ、おっとり天然のパスティ、お色気系のラスティ、ロリでミディカ、無口系のヘキとあと、お嬢様系のクリスという子がいました。
生徒の男の子は、ツンデレお坊ちゃまのルキシュ、おおらか関西弁のティオ、ツンツンヘタレのライ、気弱系のセルクと、あと他にはチャラ男の院生エディ、ワンコ系ショタのチャチャという男の子がいました。エディはチェックポイントNo.13の教官です。
教員は、女生徒に大人気の男前女性教師・ラシェ(No.16の教官)、優しくも堅物なメガネ女教師・フローラ(No.5の教官)、無口にもほどがあるクールすぎ男性教師・ゼヴ(No.1の教官)と、優しいお兄さん系養護教諭のトルスの4名。
難攻不落と題し、「落とせるものなら落としてみろ」という意味合いで、恋愛に興味のないミリーとすでに相手がいるミルカを入れています(笑)
この中から選ぶわけですが、まずすでにNPCとしてシナリオを持ち活躍済みのカイは確定。名物双子としてラスティとパスティも入れたい。ミディカはロリっ娘萌えと言うにはちょっと無理のある性格をしておりますが(笑)姉のルーイがシナリオ持ちなので入れました。あとは、プライド高い系はルキシュを入れようと思っていたので、クリスはかぶってしまいますからヘキを入れました。
男の子はさっき言った通りルキシュは確定。仲良しさんのライとティオは入れたくて。お色気系はラスティがいるのでエディはパス。女の子で先生がいないので男性の先生を一人入れることを考えると、残りはセルクとチャチャのどちらかですが、気弱系キャラがいないのでセルクに。
残りの男性の先生ですが、実はメール交換サイトをやってた頃、一番人気だったのはゼヴなのです(笑)クールなキャラって人気なんですね…クールを飛び越えてコミュ障の域ですけど(笑)一番人気ではありましたが、一番会話のしづらいキャラだったのです。教官より救護のほうが一緒に歩き回りやすいことも合わせて、先生枠にはトルスを入れました。

この段階で予告をアップ。実は詳しいルールや問題の内容はこの時点ではまだ出来上がっていませんでした(笑)アクションを待ちながら内容を練っておりました。
ウォークラリーというゲームのイベントなのですし、シナリオの中にもふんだんにゲーム性を取り入れようと思いまして。
地図を作って、ポイントを振り分け、遠いところは高得点に、近いところはそれなりにして、好きに回ることができるようにする。各チェックポイントの問題は、近いところは易しく、遠いところは難しくしておけるといい。みたいにざっくりと考えていたんです。面倒なことは後回しにする性格なんで(笑)地図もチェックポイント問題も、必要なのは2話からだし、割と早くに相川さんがミリーで行くよと名乗りを上げていてくださったんで、問題一緒に考えてもらえればいいかなとか(笑)ちょうど静岡オフも近かったし、そこで相談してもいいなとかかなり他力本願なこと考えてました(笑)
ということで、第1回はこのあたりの問題をうっちゃって先に本文を書いてしまいました。地図は悩みながらどうにか書いて、ポイントも割り振って、チェックポイント問題も半分くらいは相川さんのアイデアです(笑)一番最初のチェックポイントに一番難しいのを置いてみたらどうか、というのも相川さんのアイデアだった記憶が。その節は大変お世話になりました…ありがとうございましたv

で、もうひとつ。このシナリオでやりたかったことが、本格的な「相談メール」でした。
もともとがメール交換型PBeMからの派生なのもあって、そういう要素を取り入れたいなと思ったんですよね。何より恋愛をするつもりなら、お目当てのキャラクターとの細かいやり取りは醍醐味のひとつだと思うんです。でも月に1度のアクション・リアクション形式では細かいやり取りなどできない。そこで相談メールです。
こういうアクションをかけられたらこういうリアクションが返ってくるよ、というのを、アクションを書く前にあらかじめ提示し、それに対してまたアクションを返してもらう、そのやり取りの中で絆を育んでいくというのが大きな狙いでした。
もうひとつ、これはかなり冒険要素だと思うのですがやってよかったと思うのが、「アクションかけてみて反応が気に入らなければそのアクションを無かったことにできる」という、まあ要するにセーブ&ロード的な(笑)ゲームライクさでした。
あたしたちが現実の世界で一度言ってしまったことややってしまったことを無かったことにはできないように、PBeMの世界も当然、一度提出してしまったアクションにはそれに見合ったリアクションが返り、それがどんなに気に入らなくても「起こってしまったこと」として取り返しはつきません。だからこそ皆さん失敗の無いようにあれこれ考えてアクションを練るのでしょうし、やりようによってはグッドエンディング以上の結果も、そして上手くやれなければ最悪な結果が起こる可能性もある、だからこそゲームとして面白いのだろうと思っています。絶対に上手くいくとわかっているゲームなど面白くもなんともないですよ。
ただ、「Mission:Impossible」の時に言われた「GMはPCが不利益を被らないように最大限の譲歩をすべき、不利な結果になりそうなら前もって知らせるべき」という意見がずっとひっかかっていて。
もちろん、先ほどの考えに照らし合わせれば大変バカバカしい意見なのですが、逆に考えて、「そういうことができる」と提示した上でやれば違う意味で面白いものができるのではないか?と思ったのです。
当然、GMが謎を作って待ち構えている通常のタイプのシナリオは、ある意味GMとPLの勝負となりますからこれは難しい。ですが、決まった話の流れが無く、NPCと1対1に近い形で接する機会があり、なおかつNPCとの掛け合いが話を進める大きな要素となる、要するにフリータイプのシナリオには、このやり方はいい効果を発揮するのではないでしょうか。
ベストエンディングを目指すにはセーブ&ロードは必須。それを、PBeMに生かすことで新しい形の面白さを模索できるのではないか、と考えました。
実際にこのシナリオで、この「セーブ&ロード方式」を使った方は少なかったのですが、次への大変いい足がかりになったのではないかなと思います。

ただひとつだけ後悔することがあるとしたら、この方式を予告の時点で宣言しなかったこと、でしょうか(笑)というか、細かく相談するということ自体、最初のアクションが来た時点で全員に出した「リアクションメール」を書きながら考えたことで、これが思ったよりいい効果を出したので2回目以降もやろうか、となったんです。
このシステム、上手く使えてPCを表現できた人は良いですが、やはり使い方を誤解していた方や、そもそもそういうのはいらんよという方もいるでしょうし、それは最初に「こういうシステムがあるシナリオです」ということをちゃんと提示する必要があったかなと思いました。シナリオ概要は最初に全部提示して、参加するかどうかの判断材料にしていただかないとですものね。参加してしまってから「こんなめんどいシステムだったら参加しなかったのに…」となるのは避けなければと。
やり方自体は確立したので、今後フリーシナリオにはこのシステムを積極的に取り入れていきたいと思います。

このシステムのせいなのか、はたまた途中で起こった東日本大震災の影響かはわかりませんが、終わってみたら参加者が半分になっているというちょっと寂しい結末となりました(苦笑)それでも残った方々はおおむねキャラとの信頼関係を築いてくださり、特にレティシアさんはルキシュを見事にデレさせるという偉業を達成してくださいました(笑)大変萌えさせていただきました、ありがとうございました(笑)
NPCのキャラ的には、恋愛的な意味で落とすのが難しい順にこんな感じだったと思います。

  • 恋愛感情とかすでに超越してるグループ:ミリー
  • 恋愛?そんなことより優勝が先でちグループ:ミディカ
  • 本人の中にある何がしかの壁を壊さないと無理ですグループ:ヘキ、ルキシュ
  • 人当たりは良いけど心の中心に入るのは難しいグループ:トルス、ティオ、ラスティ
  • 一緒に乗り越えれば懐くグループ:セルク、カイ
  • 頼りになるところを見せれば楽勝グループ:パスティ、ライ

まあ恋愛的な意味で落とす方ばかりではないので、あくまで目安的に(笑)仲良くなるのが難しい、仲良くなるのは簡単だけど恋愛感情は難しい、仲良くなるのが簡単順ってとこかな。ヘキとルキシュあたりは、仲良くなるのは難しいけどいったん壁を壊してしまえればあとはゴロゴロと落ちていく(笑)ので、そういう意味ではトルスたちの方が難しいと言えるかもしれん…ヘキの壁もぜひ壊していただきたかったです(笑)
この、「落としやすさ」的な数値データも最初に明示しておくべきだったかなとちょっと思いました…こんな難しいなんて聞いてないよ、っていう人もいたかもしれないんで(笑)
NPCではルキシュがかなり人気だったようです(笑)レティシアさんがちょっぱやで名乗りを上げてくれたのですが、PLさんは実はメール交換サイトのほうにも登録してくださっていて、そのときの攻略対象もルキシュだったんですよね(笑)そこまで好きでいてくださったことが大変嬉しいですvミケさんもミリーに行かないならルキシュが良かったと言って下さっていて、さらに千秋さんも埋まってなければルキシュがよかったとおっしゃっていました(笑)なんなの、ツンデレ坊ちゃんブームなの?(笑)

あとは各チェックポイントの教官語りと、そこの問題クリア条件を提示して、この辺でいいかげん終わりにしましょうか(笑)

No.1

担当:ゼヴェルト・ノクア
先述の攻略対象の教員のひとり。愛称ゼヴ。必要なこと以外一切喋らない超絶無口な美形男性教師。30歳。

校長室に進入し、どこかに隠されている「校長先生の像」を取ってくる。ただし、ドアを開けると校長に判る仕組みになっており、一定時間が経つと戻ってくる。無断で校長室に入る泥棒にはおしおきが待っているので注意。

NPCの「魔法威力」が5である、PCのメイン技能が魔法でなおかつ技能レベルが20以上である、アクションで「魔道感知で『校長以外の魔力を探知する』」という指示がある、この条件のいずれかが成立していればクリア。

No.2

担当:セディック・ラグディーン
適当に作りました(笑)ちょっと体育会系のイメージ。30代後半くらいの男性。愛称セディ。

学校前の「学びの庭」。いつも生徒が通るこの風景の「間違い探し」。

無条件でクリア。アクションで言われたことは一応やる。

No.3

担当:ガネッシャ・カール=ヴァティ
愛称ガネ。「ニース」に登場したラージアイランド弁のメイド、ラクシの叔父。

魔道具店で、値段が表示されていないマジックアイテム数個を値段が高い順に並べる。

NPCの「魔法威力」が3以上である、NPCに冒険者経験がある(カイ・ライ・ティオ)、PCのメイン技能が魔法でなおかつ技能レベルが6以上である、このいずれかが成立していればクリア。

No.4

担当:セヴィア・マイルス
このサイトの「Miracle Magic」3話に出てくる事務員。さばさばしたキャリアウーマン。

学生御用達の定食屋で一品料理を作る。ただし、材料に直接触れてはならない。

料理の経験のあるNPC(カイ、ライ、ティオ、パスティ、セルク)は無条件でクリア。他キャラはPCが料理の技能を持っているか、器用値が5以上でクリア。

No.5

担当:フローレンス・ヴィアナ・スーン
愛称フローラ。攻略対象教員の一人。眼鏡のお堅い女教師。ラシェと仲がいい。

出題されたクイズに答える。PCが答えられるクイズを何問かPLさんの方で用意してください。魔道と関係なくてもOK。

そのまんま(笑)問題と答えを用意してくれれば無条件クリア。

No.6

担当:サルファリック・ヴィトリオル
昔考えてた薬殺専門暗殺ギルド話のキャラを流用。移動魔法3教師の一人。愛称サルファ。極限まで身なりに気を使わないもっさり女教師。目を隠している髪の毛を上げれば美形なのはお約束。sulphuric acidもしくはvitriolで「硫酸」。

冒険者が立て札を持ち、生徒が離れた場所から魔法を打ってその札を破壊する。

ほぼ無条件でクリア。失敗イベントを起こすのに積極的に利用してくださいという感じ(笑)

No.7

担当:イーニ・リェイ
愛称イン。「Minimum Princess」登場のうさみみメイド・ニューの兄。物腰の丁寧なうさみみ執事。リュウアン出身という設定だけが無駄にある。

草原に開いているいくつかの穴から顔を出すモグラっぽい何かを捕獲する。生死は問わない。

NPCの「魔法威力」2以上、PCの魔法スキル合計8以上、アクションでいぶりだしに準ずる指示がある、このいずれかの条件が成立していればクリア。

No.8

担当:クロライド・カッパー
移動魔法3教師の一人。愛称クロル。優しくてお人よしの地人女性。copper chlorideで「塩化銅」。

上から石つぶてがまんべんなく降ってくるので、離れた所にある3つの水晶球が割れないように守る。

NPCの「魔法威力」2以上、PCの魔法スキル合計8以上、アクションで3つの水晶玉を同時に守れる具体的な方法の指示がある、このいずれかの条件が成立していればクリア。

No.9

担当:ピュア・マイルス
セヴィアの妹。寮生グループとは仲がいい。現在はサーカス団に住み込みで修行中。今回は人手が足りず引っ張り出された。

大きな木の上にある木の実を取ってくる。木の枝にはサルと教官本人がいて、石つぶてその他色々を投げてくるので注意。

空を飛べるNPC(カイ、ルキシュ、ヘキ、ミディカ、ラスティ、パスティ)は無条件でクリア。PC・NPCに軽業に準ずる技能がある、アクションで上手にサルを避けて木の実を取ってこれる手段が提示されているかのどちらかが成立していればクリア。

No.10

担当:ルーイェリカ・ゼラン
ご存知、「Black or White?」メインNPC。ミディカの姉。ここで強烈なシスコンを披露するために出した。それっぽいことはすでに50の質問で言ってます。

少し離れた所に点取得の魔道石があるので、それに水晶玉を触れさせればOK。ただし、空間系の魔法がかかっていていたるところにワープポイントがありそこを通るとスタートに戻ってしまう。

NPCの「魔法威力」4以上、もしくはPCのメイン技能が魔法で技能レベルが15以上ならクリア。未達でもアクションで適正な方法が提示されていればクリア。

No.11

担当:ヒデヒト・アリタ
以前、トラアゲのRPGを作るという企画が持ち上がったときに設定した道具屋「アリタ屋」の主人の弟。童顔で慇懃な33歳。愛称ヒデ。

貴重な魔道薬の材料となるマジックトリュフを見つけ出す。

NPCの「魔法威力」4以上、PCの魔法系技能レベル15以上、PCの技能に薬に関するものがある、のいずれかを満たしていればクリア。

No.12

担当:ジェームズ・グリーン
適当に(略)。金髪碧眼の小悪魔系ショタ。

森にいる無数の鳥の中に、1匹だけゴーレム鳥がいる。探し出して捕獲。

NPCの「魔法威力」3以上、PCの魔道系技能レベル10以上でクリア。未達でもアクションで適切な方法が提示されていればクリア。

No.13

担当:エドワード・アレスタ
男性攻略対象の一人。愛称エディ。名前しか出てないが、マヒンダ王宮内政調査室所属の「シグマ」さんの弟。恋多き美貌の地人男性。

洞窟の奥に点取得の魔道石があるので、それに水晶玉を触れさせればOK。ただし、触れた直後に大きな石が転がってくる。軽い魔法ははじき返すので注意。出口までに何らかの理由で石に追い越されてしまうと取得点は没収+ペナルティ10点。

NPCの「魔法威力」5、あるいはPCの魔法系技能レベル20以上で幻影と見抜ける。NPCの「魔法威力」3以上、PCの敏捷7以上のどちらかを満たしており、アクションで逃げ道の妨げとなるような行為をしていなければクリア。

No.14

担当:ソディウム・ハイドロクシード
移動魔法3教師の一人。愛称ソディ。イラッとする喋り方をする不思議ちゃん。sodium hydroxideで「水酸化ナトリウム」。

崖の下に垂れ下がっているロープの先に点取得の魔道石があるので、それに水晶玉を触れさせればOK。ただし、ロープ本体とがけ下の地面には強烈な魔道結界が張られていて、触れたら強烈な電流が走るので注意。

NPCの「魔法威力」4以上、PCの技能に念動力に準ずる技能がある、空が飛べる、のいずれかの条件が成立していればクリア。未達でもアクションで適切な指示がされていればクリア。

No.15

担当:クー・サナディク
適当(略)。ぽやぽや陽光人のおにいさん。陽光人だけどトルスと仲良し、縁側の茶飲み友達的な。

崖の上にある台座に点取得の魔道石があるので、それに水晶玉を触れさせればOK。ただし、崖には子育て中の大鷲がいるので注意。

空が飛べるNPCで、「魔法威力」か「戦闘力」が5であればクリア。アクションで崖の上に行く手段と鷲を引きつける手段の両方が提示されていればクリア。

No.16

担当:ラシェーナ・アミス
愛称ラシェ。攻略対象教員の一人。気風のいい男装の麗人で、女生徒の人気も高い。

山頂に住む巨大な翼竜を倒す。手段は問わない。

ヘキは無条件でクリア。PCの意思値が9以上、あるいはPCに精神干渉系の技能があればクリア。

NPCとPCに両方ともクリア条件が設定されていますが、PCのクリア条件が満たされていればそちらを中心に描写をしています。PCのクリア条件が無い場合NPCが解いた形に、両方無ければクリアならず、という風になっています。

ということで、いろんなことに挑戦してみたシナリオでした。終わってみたら半分放棄という寂しい結果にはなりましたが(苦笑)PLさんとも色々と濃密なやり取りができてとても楽しかったです。
またこういう、ゲーム要素をふんだんに取り入れたシナリオはやってみたいですね。