そして正真正銘のラストシナリオです。
こちらも、マジラリをやってた時に「ウォークラリー抜きでNPCとイチャイチャできるイベントをどこかでやりたい」という話をしていて、それを実現したものです。終わる前にやりたいことはやっとけ精神。

ただイチャイチャするだけのシナリオになるので、フリーシナリオ形式で。せっかく魔道学校が舞台なので、何か学校のお祭りがいいなと。で、ここで魔道学校特有のお祭りにしちゃうとまた冒険要素が入ってきちゃうのでw普通に普通の学校生活を楽しんでもらえる文化祭という形にしました。
で、普通に文化祭を楽しんでもいいし、仲良くなったNPCと一緒に運営側に回ってもいい。好きなように楽しんでくださいね、と。例によってあまりにフリーダムすぎるとどこで何していいかわからなくなるので、どんな感じの催し物があって、だれがどの時間にどこにいて、というタイムスケジュールを用意しました。マジラリで仲良くなったNPCと交流してくれてもいいし、フリーシナリオなので自分のNPCを出してくれてもいいし、単独で文化祭を楽しんでくれてもいい。好きなようにプレイしてください、という形で募集を開始しました。

お客様はグレンさん、ミケさん、ユキさん、レティシアさんの4名となりました。

グレンさんは1話で引いた伏線の回収を2話でやってくれるもんかと思ってましたが残念なことに。結果的にこれが最後のリアクションとなってしまい、PLさまも心残りだったのではないかなと思います。私もお師匠様がどんなミスをしてこんなことになったのかは最後まで知りたかったな…!

ミケさんは1話で満足されたのか午前中でログアウト。いやでもあのあーんのインパクトはすごいわ…いくらレティシアさんの気持ちに全く気付かないニブちんとはいえ、あれはさすがに…wいや、これがミケさんの人たらしのパワーなのか…?!w

ユキさんはいつもの。師匠のお兄さんたち出てきたの何人目でしたっけ。4人?いや3人?こちらもPLさんはせっかく作った兄弟設定全部出したかったんだろうなと思いました…w でも最後はまさかの師匠見つけてラブラブヤンデレエンドだったので、これはこれで良いエンディングを迎えたのでは。

そしてレティシアさんです。マジフェスのヒロインはレティシアさんだといっても過言ではないですねw ロミジュリのキス未遂からラストダンスまで、ルキシュのデレを引き出しまくる罪な女性になっていただきました…!

そして、このシナリオをもちましてTRY AGAINで展開されたシナリオは幕を閉じることと相成りました。予定してたチャカのシナリオも結局まとまらず、尻切れトンボになってしまった感は否めませんが、こうして最初から最後まで改めて見つめ直すと、これは終わるべくして終わったんだなとしみじみと思います。

少なくなる参加者さん。参加したものの2話目まで続けられなかった参加者さん。不義理を責めるつもりではなく、もうこのころにはGMもPLも、寂しくはありますがゆるゆると「終わり」に軟着陸していってたのかなと思います。
理由として、シナリオが面白くなくなっていったとか、惰性になっていったとかの運用上のものもあれば、長い年月の間に生活形態が変わって、PCでメールをチェックして、ウェブサイトに日参して、ということがしづらくなっていった、というPL側のご都合もあろうかと思います。それもこれもすべてひっくるめて、このシナリオに到達するまでゆっくりと、しかし確実に、GMもPLも「終わり」に近づいていっていた。当時は認めたくなくて、シナリオをやっていないにもかかわらずずるずるとサイトだけ維持し、サーバの契約料を払い続け、ドメインの契約期間が切れたらURLを変えて、けれど新しいシナリオをやるわけでもなく、やがてチャットにも来なくなり、サイトは廃墟のようになっていった。2017年にこのシナリオを終えてから3年間、そんな期間が続きました。それは、認めたくない私の意地だったのかもしれません。もしかしたらこのタイミングですっぱりと諦めて、ラスセレのような最後のシナリオをやって幕を引くのが正解だったのかもしれない、という思いは正直いってまだどこかにあります。無駄な時を過ごしたな、という思いも。

今も、3年が経過したタイミングでラスセレをやって終わらせるのが正解だったかどうか、それはわかりません。
続けたくて、でもネタも出て来なくて気力も続かなくて、プライベートも忙しくなって、惰性で続けるよりはといったんお休みをして、そのまま休み続けたという時間が、無駄ではなかったとは言いませんが。

ただ、こうして改めてすべてのシナリオを眺めて、私は最後まで私のやりたいことをやったな、という満足感がありました。

これが私の残してきた軌跡の終焉であると、今は胸を張って言えると思います。

たくさんのゲームサイトの中から、ここを選んで参加してくれて、そして共にお話を紡いでくれて、本当にありがとうございました。