……何だこれ面白いな(笑)←読み返した
えーと(笑)イノシンショックでよく覚えてないんですが、イノシンの次にはこれをやろうと思っていた、と思います(笑)ギャグがやりたいなー、というのと、もう一度マヒンダの方にスポットを当てたいな、というのと(笑)マヒンダの面々の中でイチオシで力を入れてるのがイオシーで、次がベタミューなので(笑)これはベタミューで行きましょう、と。どうでもいいですがその次はクシー×アルファです(笑)閑話休題(笑)
そのために、無駄な設定の持ち腐れになっていた「マヒンダ王宮直属の呪歌研究室では、呪歌の研究と称してヴィジュアルロックバンドやアイドル活動をしている」というところにスポットを当てていこう、と考えました。
アイドルといえばストーカーでしょう。ストーカーからミューを護衛するという入り口と、ミューのストーカーに間違えられてしまうという入り口と二つ用意して、またPC対立モノをやってみたいな、と考えたのです。
ただし、ミニプリと違うのは、コメディだということ。対立、というお題を使って、面白おかしくネタを披露してください。対立の構図から無理に仲直りしようとせず、むしろ面白く煽ってドタバタコメディを演じてください、とPLに提示しました。

賢者に始まり、HNY、H&Sと回を経てきて、丸投げのしかたも堂に入ってきました(笑)条件を細かく提示した方が行動がしやすい(自由にしていい場所もきちんと指定する)ことに気づき、このあたりからアクションに際する条件を詳細に提示するようになったのだと思います。
ただ、フリー形式のシナリオの経験のない、要するに丸投げをされたことのないPLさんは大変そうでした。丸投げをするということはほぼ、結果描写までしてしまうということです。だって、結果を書くのはGMの仕事でしょ、とはっきり言われもしました(笑)確かにまあその通りなんですけど(笑)
でもね、GMが用意したイベントやNPCに干渉して、その結果を描けというのならそれはGMのお仕事ですけれども、PL間のごたごたまでお互いにアクションだけ投げて結果はGMにお任せとか、それはないわと思いますよー(笑)ましてやそれが勝負とか喧嘩とかだったらなおさらです(笑)どっちを勝たせても遺恨が残る(笑)それは1から10まで相談してくださいとしか言えません(笑)

しかしですよ。NPCを巻き込んだ断定アクションというのは、結局はGMとの仲の良さが決め手になってきてしまうのかなというのは、読み返してみて改めて感じました。
もちろん、NPCを巻き込んでいなくても、面白いものを送ってくる人はとことん面白いですけど(笑)あ・え・て・誰とは言いませんが14歳ああ言っちゃった(笑)
何のことはない、PCとやっている連携をGMとやるだけの話なんですけれども。でも、PC同士での連携は相談したんだなって見てわかりますけど、それにNPCやシナリオ設定が絡むと、リアクション読んだ他のPLは「えっ、そんなことまでして良かったの」って普通に思うだろうな、と思ったんです。ともすれば、「この人ばっかりこんなに優遇して、いくらPLと仲がいいからって贔屓が過ぎる」と思われたとしても不思議ではない。それは、あたしにとってだけではなく、そのPLさんにとっても良いことではないのかな、と思うんです。
ここまで言えば誰のことかわかると思うんですが、一応力いっぱい弁護しておくと、このシナリオの第2回で、あたしはクルムPLさんに、「ここまでやっていいですよ」とわざわざこちらから条件を提示したり、「こういうふうにしましょうよ」とこの方だけにお誘いをかけたりしたことは一切ないです。つうかこの時期この方、あたしだけでなく、他の誰とも一切連絡を取れなくなるんです(笑)
この回のクルムさんのアクションは、一切何の相談も前触れもなく、アクションという形で全部送られてきました(笑)GMとの連携ですらない(笑)ダメだったら全部はじかれるのを覚悟で送ってきてくださいました。クルムPLさんはたまに、山の神様が降りてくるんです(笑)
同様に、あたしはクルムさんのアクションを、クルムさんだからという理由でOKしたことは一度もないです。他の人が、同様にNPCを絡めたほぼ断定に近いアクションを送ってきたとしても、NPCとシナリオに不都合がなければリアクションに反映します。かるろを出す、というのはクルムさんからの提示でしたが、それはカーリィというキャラクターがHNYでクルムさんと面識があり、かつコンサートでそういう行為をしていても全く問題のないキャラクターであったからOKしました。コンサートの描写もまるっとクルムさんのアクションですが、こちらはコンサートの描写など全く考えていなかったし何より面白かったので丸々採用しました(笑)
他のPLから同様のアクションが送られてきたら、PLが誰かということではなく、シナリオとNPCの設定に矛盾があるかどうかで採用かどうかを決めます。アクションを大量に送ってくれば、その分リアクションが多くなるのは当然のことです。もちろん、クルムさんのアクションにも不採用になった部分はあります。

確かに、クルムさんのアクションが高い確率で採用されるのは、PLさまがあたしのことをよくご存知で、どういうアクションを送れば採用されるかというパターンをご存知であったというのは要素としてあると思います。
けどそれは、PLさまが本当にあたしのシナリオと作品をプリントアウトしてまでよく読みこんでくださり(微妙に恥ずかしいんですが…)そうすることであたしのキャラをよく理解してくださった上のことだと思いますよ。同じように、参加しようとするシナリオのGMを理解しようと何度もシナリオを読み返し、GMのサイトに行って作品を読み込んだりしていれば、どういうアクションを送ればいいかはおのずとわかってきます。
もちろん、あたしと感性が近いとかいう、努力のしようのない要素もあるとは思いますが、そんなん千秋さんだって一緒だしなあ(笑)むしろアクションからリアクションへの文章の変換効率から言ったら、千秋さんの方が大きいと(笑)
でも要素の多くは、アクションの為にシナリオを隅から隅まで読み込む、という努力の上にあることで。それをもって「ずるい」「贔屓」と感じる方がいらしたらそら誰が何やってもずるいと思うので、他人を糾弾するよりまず自分を磨くことに専念することをお勧めします(笑)

…なんか全力で「クルムさん贔屓してるわけじゃないよ」文を書くことでさらにクルムPLさんへの愛を語っているような気がしますが(笑)
クルムPLさんがある種神がかり的にあたしの心を読んでしまわれるのはあたしにもどうにも防ぎようのないことで、むしろあらゆるシナリオで先の展開を読んでしまわれることはGMとしては大変不本意です、とだけ最後に言っておきます(笑)

本当はねー、PBMの世界にはGMはPLと馴れ合ってはいけない、という暗黙の掟まであるようで(苦笑)でもここでは、そういうの無しにしたいなと。むしろみんなで仲良くしようよ(笑)何でも喋っちゃうよー(笑)

まー、GMの他の作品を読んでおくことが必ずしも事態を好転させるとは限らないんですけどね…「紅瞳」のときにも言いましたが、それは往々にしてPL情報とPC情報に混乱をきたしがちなんです。
このシナリオに限って言えば、呪歌研究室の秘密はすでに「ミニプリ」の辞書のコーナーで堂々と言ってるんですね(笑)そして、ベータとミューが付き合っているということも同様にミニプリの中ですでに言ってるんです。
けれども、「PCは」そのことを知りません。PCが知らないはずのことを、PL情報で知っているからといって、「俺には何でもわかるんだぜ」と言わんばかりにPCに喋らせてしまうのは、GMにとっては大変、ひっじょーに、これ以上ないくらいに不本意です(笑)百歩譲って、「そういうことに鼻が利くキャラだから」でOKにしましたけれども、それはあとあと、PLサイドにも情報を出していない状態で隠していたキャラクターのことを見破れなかった時に、大変恥ずかしい思いをすることになりますからやめたほうがいいですよ(笑)あたしだったら絶対に、「お得意の鼻でも彼らのことは見破れなかったのね?」とか言わせちゃう(笑)ギャグだったらさらに「PL情報で出てなかったんだからしょうがないだろ!」とか逆切れさせちゃう(笑)

そう、アクションを全てギャグに解釈して描写するのは、本当に面白かったです(笑)皆さんギャグを前提にアクションを送ってこられているとは思うんですが、中にはマジレスなんだかギャグにしたいんだか良くわからないアクションもあったりして。
しかし!ギャ………いえ、コメディだと銘打っている以上!(笑)すべて!強制的に!コメディ変換をさせていただきます!(笑)もちろん、アクションで送られてきた台詞を全部反映した上で!(笑)
………こうなるんだなぁ…(笑)楽しかったです、ええそれはもう(笑)

あ、あとはおまけですね(笑)
恋メタの歌の方は、最初から歌を一曲作ることは決めていました。だから、予告を書く前に1曲作ってしまわなければならなかった(笑)予告の開示が遅れたのはそれが理由です(笑)
ミューの歌、ということで、ぶりぶりのアイドル曲にしようとは思ってました。あとはベータの変身というコンセプトも絡め、あなたを好きという気持ちが私を綺麗にするよ、という趣旨の歌詞に。人事課のMIDIコーナーでも言っていますが、作っていたらだんだん「POWER OF LOVE」になってきてしまって、苦肉の策でテンポを速めました(笑)歌いにくい(笑)
聴いてくださった方がいるかどうかは知りませんが、恋メタのおまけコーナーにあるほうのMP3ファイルはミューの歌声バージョンで、ここのMIDIに置いてある方は地の声で歌っています。よかったら違いをご確認ください(笑)
「パにポに」は、アクションで送ってこられた時から曲にするしかねえだろ、と思っておりました(笑)「2番はないんですか」とか訊いた(笑)アクション中のコンサートの描写は、PLさんの大好きなミッチーのコンサートをモデルにしていて、パにポにの振付描写も同じくミッチーの「死んでもいい’98」という曲をモデルにしているので、曲もそれをモデルに作りました(笑)冒頭のメロディーなんかまんまだぜ!(笑)最初はボサノバで作ってたんですが、どうにもしっくり来ないのでこれもモデル曲にだいぶ近づけました。
そして、コンサートで披露した「萌えツン女教師」振付指導も、同じく「死んでもいい’98」がモデルになっています。ミッチーはさまざまなキャラクターを使い分けながらファンを楽しませてくれるそうで、そのキャラにはいちいち名前がついているのだそうです(笑)このPVに出てくる振付師、流星光一郎先生(笑)の振付指導を元に、「ミス・クイーンローザ」を作成(笑)大変楽しく喋らせていただきました、ぜひ聴いてください(笑)
「ゴーレンジャー」も、アクションで頂いた時から曲にするしか(以下略(笑))特撮風の曲を作るのは初めてだったんですが、大変楽しく作らせていただきました(笑)途中の演歌とか、すごいノリノリで入れた(笑)面白かったです。
イントロを長くして、冒頭のストーリー説明を全部入れたかったんですが、入らなかったので(笑)急遽導入メロディーを付け足しました(笑)
ジルさんにも大変喜んでいただけて(笑)作った甲斐がありました、超楽しかったですv

まあ、いろいろ喋りましたけど、難しいことは置いといて、好きなようにやって楽しもうぜ!(笑)ギャ…コメディなんだから!(笑)こまけぇこたぁいいんだよ!(笑)
GMとして、大変楽しく執筆させていただきました。大満足のシナリオでしたv