4エレメンツ第3回です。
今だから言える。むしろ言おう。

………ちょーっと失敗したなー………(笑)

4エレの過去を作る段で、実はセレが一番困ったんですよね。
無色透明すぎて、どう作っていいかわからない。
で、最初から何もインプットされなかったから、何も無い、という風にしよう、と思って。
いや、設定自体は納得できる出来にはなったんですけどね?
設定に気を取られすぎて、じゃあこのシナリオはPCに何をさせたかったの?っていうのが、ぼーんやりした感じになってしまいました(苦笑)
「人形の呪いを解く」ことをメインにするのか、「人形の呪いにまつわるセレと母親の謎を解く」ことをメインにするのか、どちらかに絞ったほうが良かったな、と今は思いますね。
結局冒険者さんたちが「何をすればよかったのか」結論を見ても良くわからない話になってしまって。2話に詰め込むのに無理がありましたね。せめて3話あったなら、もうちょっと違った演出が出来たんじゃないかなと思いましたが。あたしの悪い癖で(笑)揃えたかったんですよねえ。これはあたしがPLとして参加しても困っただろうな、と思います。反省。

ちょうどこのあたりで、相川さんの「コッペリアの棺」が終わり、引き続き人形ネタになっちゃってちょっと心苦しかったいい思い出(笑)
ぱ、パクリじゃないよ?!(笑)

ちなみに、フィズは上の「コッペリア」に出演していたミルカとすれ違わせる為だけにヴィーダまで連れてこられたので、あたしの全シナリオ中でもトップクラスで空気です(笑)トップ・オブ・空気は恋メタのベータです(笑)

さて、タイトルにもなっている「ベビーベッド」は、Coccoのアルバム「ブーゲンビリア」中の1曲です。歌詞を掲載しましたが、というか現時点でも掲載しつづけていますが(笑)J○SRACから何か言われたことはありません(笑)
これは、セレの母親のサリナのイメージですね。壊れてしまった人に人格無視して育てられた結果こうなっちゃったという感じで。
ちなみに、赤ん坊に十分な栄養だけを与えて、でも言葉も接触も何もせずに育てるとそう時間を待たずに死んでしまうそうですね。

第1回は、人形の調査をすること、マヒンダに向かうまでの船の中でマヒンダについてのイメージを語ってもらうこと、フィズをいじってもらうこと(笑)の3つをアクションとして提出していただきました。
当然ながら、メインは人形の調査になるわけですが。
この頃はまだ選択肢概念があたしの中でも色濃く残っていて、とりあえず場所さえ選んでくれればそこに行って適当に調査は出来るよ、詳しい調査を書いてくれればさらに掘り下げて描写できるよ、というのが基本スタンスでした。
だから、妙なところに行って結局戦果を上げられず、その後放棄された方もいらっしゃいました(笑)
選択肢のデータがもう残っていないのでどういう割り振りにしたかもはや覚えてないんですが、特に人形屋を探すグループは適当にグループ分けしてて、今思うとその基準が不公平だったかなと言う気がします。いろんな情報を総合して次に繋がるようにしているので、こっちが重要でこっちが重要じゃないということはないんですが。まああの、心情的に(笑)

どうでもいい話ですが、「全部説明すると3年かかります」「ここで年越しするつもりないんだけど」のやり取りは元ネタが「パタリロ西遊記!」です(笑)あたしと琴さんにしかわからないネタ(笑)

第2回は、第1回の調査を受けて自分の思うところに行ってもらう、というのがメインでした。
だから、本当はこの回でサリナの罪を暴いて、さらにもう1回、じゃあどうやって呪いを解くのか、という回を入れたほうが良かったんですよね。完全にPLを置いてけぼりにしてしまったなという反省があります。「どこに行くのか」というのと「セレに何を言うのか」というこの2つの行動枠が全く繋がらなくて、イメージできなくてPLさんも大変だっただろうなあと。すみません。
だから、両方の行動から、その場の流れに使えそうなものを選んではめ込んでいったみたいなモヤモヤした流れになりました…セレに言葉をかけた人は呪いを解く段でセレに言葉をかけ、戦いを挑んだ人はセレが逃げた後に追いかける、というように。ケイトさんがついてきたのは何でだったっけかなあ。「弱くてもいいじゃん」的な言葉を投げかけるタイミングが無かったからだったでしょうか。ケイトさんのアクションから勝手に創造したセリフだった気もしないでもないですが、「ニライカナイ」を見るとあながち間違いでもなかったみたいでよかったです。

セレに語りかける時にこちらで決めていたことは、彼女は心を「失った」のではなく、「与えられなかった」。もともとあったものがなくなったのではなく、もともと無いものだということです。だから、自分の意見を言えと言われてもそれは無理なのです。そんなものはもともと無いのですから。それを前提に、皆様に語りかけられたことに反応を返しました。チャカに従っているのもチャカが好きとかじゃなくて、チャカが彼女の「持ち主」だから。そこに感情はありません。
それについてのあたしのスタンスはフィズが語った通り。周りが幸せとか不幸せとか言うのはおこがましいですよ、という感じです。

だから、何が正解だったのか、とあえて言うならば「セレに母親に対して言葉を投げさせること」かな。セレ本人に交渉しに行く回があれば…もっと良かったと…くどいようですが思います(笑)
戦闘に関しては、もしなった場合、これも決めていました。一瞬で負けます。だって普通の人だもん(笑)ミケさんが「襲い掛かられたら躊躇無く燃やします」と書いていらしたので、その通りにさせてもらいました(笑)
何に関してもそうだと思いますが、一つの行動をするのに、当然メリットと一緒にデメリットもくっついてきます。あたしのシナリオでは、メリットもデメリットも同等に描いてきているつもりです。それは、あたしたちが実際に生きている世界と何ら変わらないものなのですから。
誰もが、選択肢を前にメリットとデメリットを予想して、メリットの多いほうを選択して生きてきてると思うんです。メリットばかりの選択肢なんて、現実にはありえない。
だから、これが正解かどうかは、ミケさんが決めてくれたら良いと思うのです。
それが、ミケさんにとっての正解だと思うのです。

などと語ってみましたが、全体的にあたしとしてはこのシナリオは、ちょっと組み立てを間違えたかな、という心残りがありました。
いつかまたセレが主体のシナリオをちゃんと作ってみたいな(笑)
セレはお気に入りなんです(笑)